先輩社員インタビュー
仕事人に聞く!

Vol.26

「自分のため」を原動力に、料理の道を究める
料理好きであり続ける仕事人

ピッツェリア・カフェ営業部 総調理長 飯塚 俊弘

好きであれば仕事もプライベートもない

高校を出てすぐに入社したので、今年でちょうど30年目になります。元々、勉強が好きではなくて、手に職をつけようかと考えた時に、車の道か料理の道か迷っていました。今、ペッシェドーロ幕張店にいる高橋マネジャーが中学と高校の同級生で、彼の知人の紹介でジローに入ることになり、たまたま料理の道に進みました。小さい頃から料理番組が好きで、高校生の時は中華料理屋とフードコートのキッチンでアルバイトをしていました。今も、家に帰って夕飯を作ったり家族の食事を作ったりと、仕事もプライベートも関係なく料理が好きです。実は、私の次男がパッパパスタ市川店のキッチンで働いているのですが、家では料理を作りません。その程度の好きじゃまだまだだなと(笑)。仕事が好きであることが成長の一番の近道ですし、「好き」というのは先天的なものではなく、自分でいくらでも育めるものだと思っているんです。

勤続30年の中で一番の思い出

新人の頃は必死でした。専門学校卒の同期に負けたくなくて、学校で習うジュリエンヌ(千切り)やアッシェ(みじん切り)ができるまで、先輩社員に教えてもらいながら練習しました。当時から負けん気だけは強くて、5年目で主任になり、6~7年目には「同期の誰にも負けてない」と自負する程、勢いに乗っていました。その頃です。一緒に働くことになったチーフに、教わってきたやり方を全て否定されたんです。一向に状況が変わらず、毎日、悔しくて泣きながらフライパンを振っていました。正直、その時は料理が好きでいられませんでした。ある日、当時の池田部長(元社長、現在は退任)が店に来て、ふと「美味しい茄子のプッタネスカソースのスパゲッティが食べたいんだけど作れる?」と聞かれ、作って出したんです。そうしたら、「すごく美味しい!」と褒めてくださいました。仕事がつらくても続けてさえいれば、楽しいことがあるんだと心が救われました。その後、部長が役員になり、社長になっても「飯塚が作ったプッタネスカが食べたい」と言ってくださって、それが一番の思い出になっています。ちなみに、その時のチーフとは昨年、何十年ぶりに再会して、とても楽しい時間を過ごしました。

料理を好きになること、が成長の近道

私自身、いつかは自分の店を持ちたいと思っています。だからこの30年間、すべて自分のために働いてきました。自分のためであればこそ料理を真剣に覚えたくなりますし、ひいてはその姿勢が会社のため、人のための仕事になると思うんです。キッチンで働く人で、「独立したい」「上に行きたい」という希望がある人は、向上心を持つことが一番の近道だと思います。会社員は、極端に言うと何もしなくても給料が出るので、その場に甘んじると停滞します。とはいえ、向上心は好きな気持ちから生まれるので、結局は「料理を好きになること」に話が戻ってしまうんですけどね(笑)。

飯塚総長の料理が食べられるかも!
『A16 TOKYO』
住所:東京都千代田区丸の内2-6-1 丸の内ブリックスクエア1F
電話:050-3171-8746

2018年7月20日取材

仕事人に聞く

ジローはどんな会社だと思いますか?

30年間続けていられるのは、ジローが好きだからです。一番の魅力は、人ですね。

目指す「仕事人」像を教えてください

目指されるような人。

仲間から見た飯塚総長ってこんな人!

見た目はご覧のとおりバリバリのヤンキーなんですけど(笑)、会社の中で一番尊敬する人です。怖い顔してるのに料理が繊細なんですよ。出会って20年以上経ちますが、一緒に働くと今だに参考になることばかりです。昔は本当に怖かった一方で、涙もろいし、情に厚いんです。同じ営業部ではなかった時も、ちょくちょく連絡を取ったり、何かあれば相談したり、良い兄貴ですね。

(ピッツェリア・カフェ営業部 安達康雄指導員)

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