きらっと輝くアルバイトインタビュー
ジローのほしっ★

Vol.17

一筋に歩む調理人、
という人の道

箱根そば 秋葉原店★H・Iさん

ゴルフが大好きで、過去最高スコアは68とその腕前は趣味の枠を超えるほど。休日の度に素振りと練習を欠かさず行い、体力の維持に努めているそう。

調理一筋、55年

私が入社したのは平成13年だったと思います。働き始めた20歳の頃から調理一筋で、それ以外の仕事は知らなかったもので。始めは田町店に配属されて、当時は田町と秋葉原にしかそば屋がなくてね。その後、「箱根そば」として荻窪、高田馬場、新橋、赤坂と新店の出店が続いて、オープンの度にお店を転々としました。店長になったのは虎ノ門店の時かな。3店舗で務めさせてもらいました。私は指導する側としては厳しかったようで、嫌がってた人もいたんじゃないかな(笑)。でも、ここ2~3年は怒ったことないね。本当に丸くなりました。

味の良し悪しは、人の良し悪し

仕事のこだわりですか?そりゃあ美味しいものを作るっていう、それだけですよ。30の時に自分の店を持ってから、喫茶店やらとんかつ屋やら色々やりましたけど、美味しいものを作らないとダメだっていうのは、何軒も潰してやり直してるから分かりますよ。お客様は敏感だから、少しでも味が悪くなると離れちゃうんだよね。今だと、そばはすぐ伸びるでしょう。忙しいと大量に茹でて楽をしたくなっちゃうけど、それだと美味しくない。味っていうのは材料じゃなくてね、人だと思います。人が仕事に取り組む姿勢。どんなに指導されても、いい加減にやる人はやるからね、人材ですよ味の良し悪しは。私は負けず嫌いで、どうせやるなら人より上手くなりたいだけなんです。だからどうせ天ぷらを揚げるなら人に負けたくない。味も早さも綺麗さもね(笑)。店長だからとかアルバイトになったからとかで仕事も気持ちも変わったことはないです。やるならちゃんとやりたいだけで、何も特別なことはしてない、普通ですよ。

美味しかった、ほど嬉しい言葉はない

秋葉原店は駅前なのにお馴染みさんが多くて、お客様も途切れないんですよ。ここは食べ終わったお盆を下げてもらうでしょ。そういう時に、「あー、美味しかったー」なんて言ってくれると、物を作る人間としてこれほど嬉しいことはないですよ。その言葉が聞きたくて、毎日、働いているようなものだからね。

2016年5月13日取材

箱根そば 秋葉原店

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